アルゴランド創設者シルビオ・ミカリがCrypto Asia Summitに登場します。
2020年5月18日(月)午前10:00~
<追記>
動画(日本語字幕選択可>
<日本語文字起こし>
おはようございます。
アルゴランドのコアテクノロジーについてお話ししましょう。
アルゴランドはブロックチェーンです。
ブロックチェーンとは?
それは分散型のデータベースで、
誰でも見ることができ、
誰でも書き込むことができ、
そして誰も改ざん出来ません。
ですので、ブロックチェーンには大きな可能性があります。.
改ざん不可能なデータベースを好まない人はいるでしょうか?
透明性を好まない人は?
信頼を生み出す能力を好まない人はいますか?
お互いを知らない者同士でですよ?
応用は無限にできます。
しかしながら、ブロックチェーンの挑戦には本当に様々な壁があります。
私たちの願望とテクノロジーの間にです。
人間として、大きな願望を持つことは非常に良いことです
非常に高い壁はあるでしょう。
でも、そんな願望を下支えするテクノロジーを持っていないとするなら、
私たちの願望は、アメリカでの言い方では"Pie in the sky"、
つまり絵に描いた餅以外の何物でもありません。
私の言葉を額面通りに受け取らないでください。
願望とテクノロジーの間を切り離すことは、
ブロックチェーンの世界においてはすごくはっきりしています。
トリレンマと呼ばれるものです。
イーサリアム創設者のブテリンによって提唱された有名なトリレンマです。
つまり、どんなブロックチェーンも次の3つを同時に満たすことはできないというものです。
分散化、セキュリティ、スケーラビリティ。
では、これが正しいのかどうか、ちょっと見てみましょう。
セキュリティがいらない人は?
誰もいません。
では、スケーラビリティは?
スケーラビリティを気にしない人というのは、友人や家族のためだけにブロックチェーンが必要な人でしょう。
それでいいのでしょうか?
世界は広いのですよ。
スケーラビリティは必須です。
そして分散化が必要ないという人は?
そもそも、ブロックチェーンがいる?という話になりますね。
そして幸運なことに、トリレンマは正しくありません。
正しいのは、これまでのほとんどのブロックチェーンは真の分散化を提供できていないということです。
発明された多くの技術をもってしても提供できないのです。
Proof-of-Work、Delegated Proof of Stake、Bonded Proof-of-Stake、などなど。
では、1つずつ説明しましょう。
Proof-of-Workは素晴らしいアイデアです。
ナカモトが考え出したものですね。もしくはナカモトさんたち。
これはどんなものでしょう?
私はブロックを選びません。あなたも選びません。
チェーンの次のブロックを選ぶのは、最初に非常に複雑な暗号の謎を解いた人です。
計算競争をするわけです。
競争に勝った人がブロックを提案します。
素晴らしいですね、でもとても遅い。
パズルを解くには時間がかかるからです。
暗号パスルをですね。そしてとてもお金がかかります。
そして究極的に中央集権化されていますよね?
莫大な費用がかかるのであれば、それを賄える人はどんどん少なくなります。
そしてシステムは事実上、中央集権化されてしまうのです。
願望したものの、中央集権化されるのはよくありませんでした。
中央集権化というのは、ブロックチェーンにとっては敵対的なものなのです。
そして、大量の熱を発しますし、多くのエネルギーを消費します。
不必要に地球を温暖化させます。
ついでにいうと、現状、ビットコインのブロックチェーンは日や週によりますが、わずか2つか3つのマイニングプールにコントロールされています。
次に、Delegated Proof-of-Stakeですが、非常にシンプルなアイデアです。
Delegated Proof-of-Stakeとは何か?
ここに21人いますね?
正直そうに見えます。
近い将来においては、みんな正直だとしましょう。
では、次のブロックを選択する私たちの代表として彼らを選んでみてはいかがでしょう?
問題は、この方法は中央集権化されるということです。
最初からです。
ビットコインの場合は、少なくとも最初は分散化していました。
時間とともに中央集権化していったのです。
Delegated Proof-of-Stake の場合は最初から中央集権化しています。
次のアイデア、次から次にたくさんのアイデアがありますね。
でもそのほとんどは以下の欠陥ロジックを共有しています。
そのロジックとは次のようなものです。
もし仮に、経済の小さな一部のうちの多数が正直者の手にあるとしたら、経済全体が安全である。
わかりますか?
困惑しましたか?
それでいいんです。
意味不明なんですから。
ここに経済全体がありますよね?
赤い丸のところ。
そして小さな緑の斑点。
それで?
経済全体を安全に保つ責任がある人々がいます。
それで、これがどうしたら機能するのでしょう?
なぜこんな取組みをしているのでしょう?
何をやっているのでしょうか?
ポイントは、何かが小さい時には操作しやすいということです。
彼らが経済の内部で持っている何かを失うとしても、彼らは小さな一部しか持っていないので大したことではありません。
彼らはおそらく他の何かで賄えるでしょう。
この小さな緑の斑点とは誰なのでしょう?
ほとんど見えません。
彼らはProof-of-Workにおけるマイナーです。
では教えて欲しいのですが、世界のGDPにおいてグローバル経済のどの部分がマイナーにあてはまるでしょうか?
からかってますか?
マイナーを見るには電子顕微鏡が必要でしょう。
Delegated Proof-of-Stakeにおいては,彼らは代表団なのです。
ではアルゴランドの場合は、どんな仕組みでしょうか?
アルゴランドでは、Pure Proof-of-Stakeを採用しています。
どんなものかというと、各トークンは同等のパワーを持ちます。
真に分散化しています。
100憶トークンがアルゴランドのエコシステムにあります。
各トークンは他のトークンと同じように、次のブロック生成に貢献することができます。
トークンはどこかに分別・隔離されるのでしょうか?
いいえ!
アルゴランドではトークンは隔離されません。
トークンはどこにあっても大丈夫です。
ブロックチェーンが提供する機会に投資され、ウォレットの中で、いつでも使えます。
ではアルゴランドが提供するものは何か?
もしトークンの大多数がどこにあろうとも、正直者の手にあればシステムは稼働します。
それだけのこと。
言い換えると、もしアルゴランドを壊したければ、経済の大部分を持つ所有者がお互いに共謀して、彼ら自身が大部分を持つ経済を沈めればいい。
そんなことをすることはまずないでしょう。
そんな感じです。
次にブロック生成についてですが、どのように生成するか?
各ブロックはランダムに別々に選出された1,000人、1,000トークンのコミッティによって生成されます。
別の言い方をすると、1,000トークンがランダムに選ばれるのですが、それらは誰かが所有するもので、この誰かがコミッティになって次のブロックを生成するのです。
次のブロックでは、次の1,000トークンが選ばれ、それらは誰かに所有されており、彼らが次のブロックを生成するコミッティになるわけです。
これが続いていきます。
もしあなたがコミッティの一員に選ばれた場合、何をすべきなのでしょうか?
何もしなくていいのです。
短くて簡単なメッセージを伝達するだけ。
それでブロックが生成されます。
お気づきかもしれません。
基本的な問題がありますね。
誰がコミッティを選ぶのか?
もちろん私ではありません。
私がすれば全くの中央集権です。
アルゴランドでは少し反直感的なものになります。
各コミッティメンバーは秘密裏に自身で選ぶのです。
ひどいアイデアだというかもしれません。
たぶん考えうる最悪のアイデアだと。
なぜならもし私が悪い奴なら、このブロックを生成するために自分を選んで、明日のブロックも、その次もずっと永遠に。
なぜなら可能な限り影響力を持ちたいから。
でもそんなに早くはいかないのです。
なぜか?
なぜなら選ばれるためには、あなたは勝たなければならないからです。
個別の暗号化された公正なくじ引きにです。
あなたのコンピュータで暗号的に公正なくじ引きが行われるのです。
つまりズルは出来ません。
たとえあなたが巨大な計算リソースのある大国を保有していても、くじ引きに最低でも当たる確率を上げることはできません。
したがって、スロットマシンのレバーを操作するように一度だけレバーを引いて、2つの結果しか出てきません。
勝つか負けるかだけ。
負ければ、コミッティには入れません。
次のブロックについて何と言おうとも完全に無視されます。
勝てば、当選チケットを受け取ります。
それは公正なくじ引きに勝ったことの数学的な証明となり、したがってコミティの一員になれるのです。
そしてあなたのすることは、ブロックに対する意見と一緒に当選チケットを伝達することです。
それで機能します。
なぜなら、このくじ引きは各トークン毎に独立して実行され、信じられないほど効率的だからです。
どれほど多くのトークンがシステム内にあっても実行可能です。
そして、勝つ確率はあなたが実際に保有する額に比例します。
では、なぜこのシステムが分散化していると言えるのか?
なぜなら各トークンがコミッティの一員かどうかを選択するために、個々にくじ引きを行うからです。
これ以上の分散化はありません。
そして非常にスケーラブルです。
このくじ引きをあなたのコンピュータの中で行うには、どれくらい時間がかかるでしょう?
1マイクロ秒です。1トークンの場合、1マイクロ秒です。
でも1億トークン持っていたら1憶マイクロ秒かかるのでしょうか?
違います。
本当に1マイクロ秒だけです。
いくらトークンを保有しているかは数学的に関係ないのです。
それで、これはスケーラブルなのでしょうか?
イエス。そして、すごく安全です。
なぜなら、ます私がとても大きな悪い奴で、力を持っているとします。
力があるので、一瞬で世界中の腐敗させたい1,000人を腐敗させることができるとします。
誰を腐敗させたいのでしょうか?
それは、私たちの代わりに次のブロックを選ぶ責任を持つコミッティです。
でも問題があります。
これらのコミッティのメンバーが誰なのか、私は知らないのです。
パリにいるこの男性を腐敗させるべきなのか、それとも上海にいるこの女性?
わかりません。
しかしながら、誰がくじ引きに勝つか、私にはわからないので、勝者が現れて、
「ここに当選チケットがあります」
「これが私のブロックに対する意見です」
と言って伝達すれば、私は誰が勝者かわかるのです。
すると私は瞬時に彼らすべてを腐敗させることができます。
でもこの時点では、時すでに遅しでしょう?
なぜなら、彼らの当選チケットとブロックに対する意見はネットワークを通してウィルス的に伝播しているからです。
そして、私は彼らが過去に言ったことに対する影響力を持たないのです。
言い換えると、システムは安全だということです。
なぜなら、前もって私は誰を腐敗させればいいのかを知らず、くじ引き後には、彼らの意見を覆させるような影響力を持たないからです。
どんな政府でもネットワーク上にウィルス的に伝播したメッセージを覆させることはできません。
なので、システムは安全なのです。
前もって私は腐敗させるべき相手を知らず、後から腐敗させるのでは遅いのです。
こうやってアルゴランドは有名なトリレンマを解決し、分散化されつつ、スケーラブルで安全なのです。
これがおおまかな基本です。
私たちの合意アルゴリズムの基本です。
では、合意アルゴリズムのほかにアルゴランドが何をするのかをお話ししましょう。
アルゴランドのアトミック・スワップについて、少しお話しします。
これは本当にアトミックです。
アトミックとは、分割できないということです。
それは同時に起こることでレイヤー1で起こります。
では、スワップとは?
もしくはトレードとは何でしょう?
とてもシンプルです
私はあなたが欲しい”X”を持っています。
あなたは私が欲しい”Y”を持っています。
なので、交換(スワップ)したいのです。
アルゴランド・ブロックチェーンはとても高速なので、私はあなたが欲しいアセットを5秒以内に渡すことができます。
もうあなたのものです
でも渡した後に言わなければなりません
「私があなたから欲しいアセットを忘れないでくださいね」
「アルゴランド・ブロックチェーン上で渡してくださいね」
もちろん、誰も先に渡したくはないでしょう。
最初にあなたのアセットを他人に渡してしまうと、その人に懇願する立場になるからです。
私たちは現実世界でこの問題をどのように解決していますか?
信頼できる仲介者を通して解決しています。
でも、信頼できる人を見つけるのは稀ですよね。
私は私のアセットをこの人に渡して、
あなたはあなたのアセットをこの人に渡して、
この人は私たちのアセットを持って逃げずに、
あなたのアセットを私に渡して、私のアセットをあなたに渡す。
稀ですね。
この世の中で、私と別の誰かが両方とも同じ人を知っていて、同じく信頼することは稀です。
もし大きな銀行があって、それが信頼されていると仮定して、彼らが2人の貧乏人を助けると考えますか?
高給取りの彼らが、貧乏な2人にとってはとても価値のある取引でも、
絶対的な価値は低い場合にです。
信頼できる仲介者を見つけるのは難しいのです。
存在さえしないかもしれません。
いずれにしろ、彼らはフィーを要求します。
実際、世界のGDPの実に6%はそんな信頼される仲介者による金融摩擦の中で失われているのです。
ですので、信頼できる仲介者というのはありがた迷惑なのです。
スマートコントラクトはどうでしょう?
レイヤー2のスマートコントラクトはたいしたことない。なぜか?
これまでのレイヤー2の古いスマートコントラクトはとても遅いからです。
高価で、エラーもとても多い。
お金や何かをスマートコントラクトに送信するとき、あなたはサイバー空間の中でそれらが消えてしまわないように祈らなければなりません。
では、私たちはどうするか。
Hash-Time-Locksを使います。
スマートコントラクトに似ていますが、Hash-Time-Locksは実はDoS攻撃に対して安全ではありません。
Hash-Time-Locksとは何か?
本質的には、まず私が一時的にあなたにブロックチェーン上のアセットを託したとします。
でも永久に与えたわけではありません。
ですので、あなたは私のためのアセットをブロックチェーン上にポストします。
それでスワップは完了です。
でも、私があなたのアセットをポストして、例えば、1時間以内に取り戻せるとします。
時計が動き始めます。
チックタック、チックタック。
なたが私のアセットをポストしようとしてないと思ったら、私はブロックチェーン上の取引にストップをかけます。
そして私のアセットを引き戻すことができます。
問題は、私が一時的にあなたのアセットを託した後、あなたには私の欲しいアセットをポストするのに1時間あります。
もしあなたがたくさんのbotなども使ってランダムなジャンクメールなどで私を攻撃し、膨大な数のメッセージをあらゆるコンピュータから送りつけることで私のメールボックスを機能不全にします。
私はメッセージを受け取れません。
メッセージをポストすることもできません。
ですので、私が最初にアセットをブロックチェーン上に置くと、私のアセットは1時間の間はあなたのものになります。
もしあなたが私を大量のメッセージで攻撃すると、私は時間内にブロックにメッセージをポストできません。
メッセージを止めることもできず、あなたは私のアセットをタダで回収できます。
ですので、Hash-Time-Locksでは取引停止のためにポストできるよう、割り当てる時間が十分に長く、DoS攻撃の採算が合わず、私が正直で普通にあなたと取引する場合にのみ機能します。
では代わりにアルゴランドではどうするのか?
私たちはこれを単一の取引で解決します。
私のアセットをあなたに託すためにボタンを押すとき、
私はあなたがあなたのアセットを私に託すボタンを押したかはわかりません。
でも気にする必要はありません。
なぜなら私はボタンを押すのが私だけだと知っていれば、
ブロックチェーン上には何もポストされず、
でも、あなたもボタンを押して、
これら2つの浮遊する合意があることになり、
お互いを見つけて、単一の取引になるのです。
そして単一の取引がブロックチェーンにポストされます。
つまり、取引は本当にアトミックなのです。
私は先にボタンを押すことを恐れる必要はありません。
あなたもボタンを押すまでは何も起こらないからです。
そういうことです。
安全にスワップできることがわかりましたね。
そして、単一の取引でアセットが移動することも。
そして、単一の取引で行なうことのメリットは誰もズルができないことです。
誰も先にする人がいないからです。
そしてこれはレイヤー1で行われます。
つまり、これまでの古いスマートコントラクトで行なわれるのではありません。
レイヤー1で行なわれるというのは、
まさに合意プロトコルそのもので処理されるということです。
言い換えると、一般的な決済と同じスピード、同じ安全性なのです。
エラーも起こりません。
レイヤー1で正確に処理されるからです。
これは古くからの取引のあるべき姿で、
まだましな方法で少なくとも今は使えます。
アルゴランドのアトミック・マルチ転送について少しお話ししましょう。
同じアイデアですが、大事な点は二者間だけのものではないということです。
1人でも、2人、3人でも、しばしば需要があります。
とくにサプライチェーンではお互いに決済が必要で、
そして異なる通貨を使います。
赤い通貨、青い通貨、緑の通貨、何でもいいですが、
ここで、私はあなたに支払いますが、
あなたは他の人に支払いをしなければならないとします。
このほかの人も支払わなければならない。
そして、これらすべての台帳が同時に承認されるには数か月かかります。
とてもややこしいです。
たとえ効率的な電信送金があっても、
誰も先にしたがりません。
すべての台帳が最新であると知っても、
異なる法定管轄権で異なる国の間です。
とてもややこしいです。
繰り返しますが、私たちはそれを一度で行ないます。
一度の単一のアトミック取引です。
そしてまた、個別にあなたはあなたの同意を広め、
あなた自身の支払いへの署名を広めます。
でも、それは同時進行の交渉の一部であることを知らなければなりません。
もしくは何も起こらず、お金はウォレットから出ては行きません。
繰り返します。
単一の取引では、ズルは出来ません。
エラーも起こらず、レイヤー1で実行されます。
同じ5秒という速さで、とてもややこしい複数決済が処理されます。
アルゴランドの技術を使って。
私たちの他の技術はというと、
そうですね。
トークン化したいアセットを、何でもトークン化できます。
ここに私が建てたオフィスビルがあるとします。
たくさんのお金を使いました。
私はこれを売りたいと思います。
どうやって売るか?
地元のお金持ちに売れます。
でも地元にお金持ちはあまりいません。
ですので、彼らが値をつけてきます。
これよりもっといいのは、
ビルをトークン化して世界中の誰でも少しずつ買えるようにすることです。
ビルの1000分の一とか1万分の一とか、100万分の一でも可能です。
私たちはこれをアセットを発行することで実行し、
アルゴランドがトークン化を担います。
繰り返しますが、レイヤー1での単一の取引です。
これまでのレイヤー2の古いスマートコントラクトではありません。
ですので、エラーもありません。
では、アセットとは何か?
あなたのトークンの定義は私と同じです。
なぜならそれは、合意アルゴリズムの同じレベルで実行されるからです。
これはまさにトークン化のあるべき姿、レイヤー1でのトークン化です。
では、ビルをトークン化した後、何ができるでしょう?
レイヤー1で、これら全てのトークンをオークションで売ることができます。
数百万人が入札に参加できます。
スケーラブルだからです。
どの入札も検閲されることはありません。
システムが分散化されているからです。
アルゴランドは極めて分散化しており、
すべての入札は可視化されています。
あなたが見る入札は私が見るものと同じことを知っていますので、
オークションの最後には全ての人が、
誰がオークションに勝ったのか、
誰がどれほどのトークンを獲得したのか、
誰がビルの何%を獲得したのかわかります。
そして誰も文句は言えません。
なぜならプロセスはすべて公正で、
価格が公正に決まったことを見ることができるからです。
本質的にこれはwin-winです。
もしあなたが上海のバンドにキレイな新しいオフィスビルを所有しているとします。
私はオークションに参加したい。
でも今は出来ない。
ですので、もしボストンからあなたのビルに入札できると嬉しい。
あなたは私よりも嬉しいでしょう。なぜ?
ようやくあなたは所有するビルの本当の価値を実現できるからです。
世界中の入札者が競争することによってです。
繰り返しますが、アルゴランドでは、
レイヤー1でオークションが可能なのです。
これはとても大きな利点です。
それで、アルゴランドは何を計画しているのか?
ブロックチェーン上でやりたい多くのことのための
レイヤー1の多くのテンプレートの開発です。
アトミック・スワップ、トークン化、
オークション、Post-and-Sale、エスクローシステム、担保ローン
単純な貸金もできます。
いろいろあります。
「みんな歓迎」金融の世界へようこそ!
これらの洗練された金融取引をご利用いただけます。
誰でも、とても良心的な価格で。
実際、私たちの効率性によって、一般的な決済や送金は、
1/1,000 Algoというコストで5秒で済みます。
アトミック・スワップはもっと価値があります。
仲介者はもう不要です。1/1,000 Algoでアトミック・スワップが可能です。
5秒です。
入札するのも1/1,000 Algo。
新しいトークンの発行も1/1,000 Algo。
そういえば、誰も使わない大量のトークンを追跡する必要はないです。
残高に1/10 Algoがあれば、ウォレットはどんなトークンでも保管できます。
最低1/10 Algoの残高があればいいです。
そうすればお金が無くなることはありません。
残高が全くないと、あなたはものすごく大量のトークンを追跡するシステムを維持しなければなりません。
これが摩擦のない金融です。
繰り返しになりますが、摩擦は私たちの多くの富を散在させ成長を阻害するのです。
まともな理由もなく、この摩擦の中で失う世界のGDPの6%を
私たちが負担しなければならないからです。
そして開発途上国経済が成長するのを妨げてしまう。よくないですね。
摩擦のない金融は誰にとってもより良いものです。
これまで私は私たちの合意プロトコルの独自性について、
またレイヤー1戦略の独自性についてお話ししました。
次の展開をお話ししたいと思います。
次に私が皆さんと共有したいのはコ・チェーン(co-chain)についてです。
これはサブ・チェーンの話ではありませんよ。
サイド・チェーンでもありません。
コ・チェーンです。コ(co)とは、あなたと私が同じレベルにあるということです。
そしてコ・チェーンには支配者がいます。なぜ?
コ・チェーンには、それ自身の合意アルゴリズムがあるからです。
アルゴランドの合意アルゴリズムを活用しません。
活用できるのですが、あなたが大銀行の場合、あなた自身の合意で運営したいですよね。
そして完全に不透明にすることもできます。
これはアルゴランドのプライベート版だからです。
外部には公開することなく、内部には透明性を保ち、銀行の場合は、
支店や顧客、チェーンのメンバーは何が起こっているかを見ることができます。
公開鍵同士の取引を見ることができます。
公開鍵が誰のものかは知ることはできません。
でも取引の透明性がすべてそこにあります。
では、自身の合意で運営する場合、どの合意を使うのでしょう?
2,000もの合意メカニズムがあるのに、彼らはアルゴランドを使います。なぜ?
なぜなら、私たちには許可型のブロックチェーンがあるからです。
スケーラビリティが気になりますね。
分散化が気になりますね。なぜ?
この分野のサイバー攻撃では、1つや2つ、3つ、10のサーバーより、
1,000のサーバーでブロックチェーンを運用した方がいいですね。
スケーラブルな合意も必要です。
本当の安全性を求めるなら、後で1,000サーバーが必要になるからです。
安全のためにスケーラビリティを犠牲にはできません。
これがアルゴランドを選ぶ理由①です。
理由⓶は、それは、即時のファイナリティが必要だからです。
アルゴランドのブロックチェーンはフォークしません。
ブロックチェーンにブロックが現れればそれは永久にそこにあるという
保証があります。
理由③、私がアルゴランドを使いたい。
それは、私は私自身のブロックチェーンでの顧客のためのアトミック・スワップが気に入っているからです。
誰も先にすることを怖がる必要のないスワップをしたい。
即時のトークン化をしたい、などなど。
そして、その他の理由としては、即時のクロスチェーンの相互運用性も欲しい。
あなたのブロックチェーン内のエコシステムがどれほど豊かなものであっても、外の世界は常により大きいのです。
問題は、どこかの時点で自分のブロックチェーンの外側の誰かとアセットを交換したい時が来るということです。
どうしますか?
クロスチェーン相互運用性が必要です。
アルゴランドのコ・チェーンでは、このクロスチェーン相互運用がとても簡単に実現できます。
アルゴランドのパーミッションレスのブロックチェーンを活用することで実現できます。
確認してみましょう。
2つのコ・チェーンがあるとします。
青のコ・チェーンと赤のコ・チェーン。両方プライベートです。
真ん中にアルゴランドのパブリックチェーンがあります。
いいですか?
こうやって動きます。
青いチェーンは三角のアセットを持っています。
この青い三角を、赤いチェーンにいる誰かが欲しがっています。
その誰かは、青いチェーンにいる人が欲しがっている他のアセット、赤い丸を持っています。
どうするか?
まず、あなたはアルゴランドのブロックチェーンで三角にあなた自身の鍵かあなたの選んだ鍵を割り当てます。
合意して、三角をポストして、言います。
青いチェーンで私の持っているこの三角を、私の選んだこの鍵と一緒に
今ポストしました。
もしくは、アルゴランドのパーミッションレスチェーンにある同じ鍵でもいいです。
青いチェーンにいる誰もがあなたのしていることを見て、シルビオがこの三角を取ってアルゴランドのメインチェーンにポストした。
赤いチェーンの誰かが丸をまたポストして、私はアルゴランドのパーミッションレス・チェーンにこの丸を置きたいと言います。
そして、あなたは、今のところ、あなたが何をしているのか知らないアルゴランドのメインチェーンに、この移転を承認したというすべての証拠を提供し、そしてこの三角がもう青いチェーンにはなく、アルゴランドのメインチェーンに移転されたと青いチェーンに承認された証拠を提供します。
今この時点で、2つの新しい鍵が現れ、それらが三角と丸を所有し、そしてだからこそ、アルゴランドのメインチェーンがパーミッションレスなことが大事なのです。
どんな鍵でも突然現れて、メインチェーンの一部になることが大事なのです。
これがパーミッションレスのチェーンの素晴らしいところです。
誰でも公開された移転を見ることができ、三角がメインチェーンにあることがわかるのです。
誰でもです。
そして、メインチェーンにあれば、アルゴランド・チェーンでアトミック・スワップができるのです。
三角と丸をスワップできるのです。
では次は?
戻す必要がありますね。
スワップしたアセットをあなたのチェーンに戻す。
ここはとても重要です。
誰もがプライベートな場合でメインチェーンと関わらない場合、
「私はあなたに三角を渡します」
「いいですね。はい、どうぞ」
「丸を下さい。もしくは支払ってください」
でも、どうすればあなたは私が第2、第3、第4のチェーンに三角を売ってないことを知ることができますか?
ですので、メインチェーンへの三角の移転はこの動作によって三角が赤いチェーンにあることを誰もが知るのです。
もし青いチェーンが、もしくは青いチェーンの誰かが腐敗した場合、そして誰かがチェーン全体を腐敗させた場合でも、それは他のチェーンには影響しません。
誰もが、あなたがもう他の誰にも三角を売れないことを、もしくはスワップできないことを知っているからです。
なぜでしょう?
誰もが三角は今、赤いチェーンにあると知っているからです。
これが利点の一つです。
言い換えると、これが上手く早く相互運用を実現する方法で、アルゴランドのコ・チェーンとメインチェーンを橋渡しする特権だからです。
アセットをスワップし、それを手元に戻す。
5秒でです、5秒。完全に安全に。
これがこのシステムの素晴らしさです。
これが重要なのは、私たちは誰でもパブリックな面とプライベートな面を持っているからです。
そして本質的に、メインチェーンとコ・チェーンによって、好きな時にプライベートになることができるのです。
または好きな時にパブリックになれる。
これがコ・チェーンのすべてです。
ではスマート・チェーンについて手短に話したいと思います。
私たちがいま取り組んでいるもので、かなりレベルの高い話です。
スマートになりたければ量子弾力性のあるチェーンを持つ必要があります。
今のところ、量子コンピュータはまだありません。
移転したり、支払いをするとき5秒かかります。
いま量子コンピュータが存在しないと、そして次の5秒に存在しないと、アセットの移転は安全です。
しかしながら、5秒以上かかる場合、実際、何世紀もかかる場合、これは何のことでしょう?
チェーンそのものです。
量子コンピュータが実現し効率的に運用されると、チェーンは攻撃され、誰が何を所有するのかという履歴を書き換えられるとすると、ひどいことになります。
ですのでチェーンには量子弾力性が必要です。
永久的な量子弾力性が必要です。
私たちはそれをスマート・チェーンで実現します。
もう一つスマート・チェーンで行うのはVaultです。
それは何かというと、チェーンが、特にブロック生成時ですが、
数秒毎に、チェーンが非常に長くなり、保管するのが高くつくようになります。
私たち、アルゴランド・インクがそれを保管します。
いくつかの大きな組織でも保管します。
アルゴランド財団も保管します。
でも、一般的な個人にとっては少し高くつくのです。
それでも保管したいですか?
誰かに3年前のブロック番号3の中身は何かを聞きたいですか?
それが誰もが推薦する技術です。
あなたは私を信用するから私に聞くのです。
そして私はそのブロックの本当の中身を教えます。
これは分散化されていますか?
そうは思いません。
確認ですが、過去のブロックについて誰かに相談する際は、
私たちは回答が正しいという短く端的な証拠を提示します。
したがって、あなたが私を信じようとしまいと、
ブロックの中身についての証拠を提示します。
それが真実です。
同様に、あなたが参加したい場合、新しい人は言うでしょう。
「アルゴランドチェーンに参加したい」
「ブロック生成に参加したい」
もちろんです。
でも知っておかなければならないのは、あなたはチェーン全体について知ることを求められないということです。
アルゴランドでブロックを生成するには、とてもコンパクトな情報だけを持っていればいいのです。
そしてチェーンに参加する際、私たちがコンパクトな情報を提供します。
そして、この情報は正しいという、とてもコンパクトな証拠も提供します。
その証拠をチェックすれば、誰もズルしていないとわかるでしょう。
あなたはすべてを把握します。
誰も信用することなくです。
アルゴランドの合意の世界にようこそ。
そして、スマートコントラクトもあります。
今回は、レイヤー2のスマートコントラクトですが、私を信じてください。
これまでのレイヤー2の古いスマートコントラクトとはまったく違うものになります。
遅くはなく、高価でもありません。
チェーンを遅くもしません。
私たちの合意プロトコルと同じように、革新的なものになります。
最後に、パーミッションレスなブリッジを作りたく、アルゴランドのコ・チェーンはプライベートチェーンを可能にし、そこでは最高の合意プロトコル、つまりアルゴランド合意プロトコルが運用されます。
アルゴランドのすべてのレイヤー1の性能を利用でき、他のアルゴランドのコ・チェーンと相互運用できます。
でも、あなたや誰かはアルゴランドのコ・チェーンではない他のチェーンのアセットを持っているかもしれません。
それはアルゴランドではないので、全く別の合意アルゴリズムで全く別のチェーンから誰を信用することもなくアセットを移転するパーミッションレスのブリッジをアルゴランド内で開発中です。
他のチェーンからのアセット移転性能は簡単にできます。
もしあなたが私を信用すれば、「私が保証しますよ。このアセットはこのチェーンから削除されました。信じてください」
「あなたはこのアセットをスワップできます」
そしてスワップ後、もうそこにはありません。
ただ私を信じてください。
パーミッションレスで実行するには、これが正しい分散化の方法です
まったく別のチェーン間で、この相互運用性のレベルを実現するには、技術的にはとてもチャレンジングです。
もう少しで完成します。
そこでお話ししますと、このロードマップからわかる通り、点が続いていきますが、
お見せする時間がないですが、
アルゴランドの最高の特徴の一つは、どのブロックチェーンの中でも最高の特徴の一つだと思いますが、
実際のところ、人生で最高のことの一つは進化性です。
人生とは、知的な変化です。
進化性はアルゴランドのブロックチェーンでのメジャーな特性です。
それは、人生そのもので享受されるメジャーな特性です。
私たちは自身が進化に興味を失った瞬間に、他の何かに道を譲った方がいいでしょう。
もっとやる気のある種族にね。
知的な変化、進化の知とは、本当に人生の本来の姿です。
ブロックチェーンも含め、私たちが何かをどれほど上手くデザインしようとしても、これが将来もベストだということはできません。
ですので、私たちのブロックチェーンには現時点での需要を満たすための最高のものを注入しなければならず、
それは私たちのコミュニティの現在の需要だけではなく、グローバルなコミュニティの将来の需要への準備でなければなりません。
ハードフォークなしで、これらの変化を吸収できるアルゴランドの能力は、おそらく、私たちのブロックチェーンの最も重要な側面です。
私たちはとてもスマートな合意メカニズムを立ち上げ、トリレンマを解決し、分散化、セキュリティ、スケーラビリティを同時に実現しました。
決してフォークしないブロックチェーン。
ブロックチェーンからブロックが消えることはありません。
そして、レイヤー1を立ち上げ、ブロックを全く遅くさせることなく、同じ合意レベルでスマートコントラクトを実現しました。
一般の決済と同じセキュリティ・レベル、そして効率性です。
そしてコ・チェーンがあり、スマート・チェーンがあります。
必要なものは何でも用意します。
私たちの願望を維持し増大させ続けるために、私は、技術は敵なのではなく、技術は極めて人間的で、人間の願望を叶えるには必須のものだと思います。
そして、真の技術のみが私たちのなりたい姿へと導いてくれます。
ありがとうございました。
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