01101011110101... - アルゴランドにランダムネスがやってきた
by アルゴランド財団 研究部門長 タル・ラビン
2022年9月26日 - 信頼できる安全なランダムネス*のソースを生成することは、特にオンチェーンでは簡単なことではありません。しかし、宝くじ、NFTのランダム・ドロップ、ゲームなど、ランダム化プロセスに依存する分散型アプリケーションでは、そのようなソースを持つことが必要です。重要なのは、ほとんどのオンチェーン・アプリケーションでは、「ランダムに見える」量(ブロック・シードなど)をランダム性のソースとして使用するだけでは不十分だということです。ブロック提案者はこれらの量を部分的に制御できるため、不正なブロック提案者がこれらのソースが予測不可能であることに依存するアプリケーションを破壊することが可能になってしまいます。
以上のことを踏まえ、当財団は、私たち(Ori Shem-Tov、Fabrice Benhamouda、Shai Halevi)が新しいランダムネス・ビーコンを設計し、アルゴランド・ブロックチェーン上でローンチしたことを発表します。このビーコンは、アルゴランド・コンセンサス・プロトコルで使用されているのと同じVRFを呼び出して、検証可能な疑似乱数値を生成し、オンチェーンに保存します。これらの乱数値は、アルゴランド・ブロックチェーン上にデプロイされた任意のスマートコントラクトで無料で使用でき、オンチェーン・ゲーム、NFT、宝くじなど、さまざまなユースケースに使用できます。ビーコンの使用方法の詳細については、https://developer.algorand.org/articles/usage-and-best-practices-for-randomness-beacon/ を参照してください。
バックエンドサービスの実装・保守はApplied Blockchainにご協力いただいています。
*本当のランダムネスはオンチェーンで作ることは不可能です。私たちが実現したのは「疑似ランダムネス」であり、ブロックチェーンのユースケースにおいては真のランダム性と同等です: https://en.wikipedia.org/wiki/Pseudorandomness
元記事:https://www.algorand.foundation/news/randomness-has-arrived
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