
アルゴ・インサイト・レポート2025年第2号へようこそ。本レポートでは、1月に財団、ブロックチェーン、エコシステムで起こったことを振り返ります。
1月は、「Algorand 4.0」プロトコル・アップグレードの一部であるステーキング報酬の立ち上げ成功により、アルゴランドの分散化とセキュリティにとって変革の月となりました。ネットワークでは、コンセンサスへの参加がかつてないほど増加し、メインネット・ノードの数は12月と比較して179%増加しました。
アルゴランド上のアセット作成は、2024年10月以来、増加傾向を続けています。1月には12月と比較して52%の新規アセット増加が見られました。この成長は、NFTベースの旅行チケット発行におけるTravelXの継続的な拡大が一部影響しています。
ネットワークのTVL(米ドル)は回復し、1月19日までに12月初旬の水準に戻りました。
最後に、アルゴランドのソーシャルメディアでの存在感は、2024年第4四半期から引き続き堅調な推移を見せ、YouTubeでは加入者が2倍以上に増加するなど、目覚ましい成長を遂げました。

月間アクティブユーザーとは、その月に少なくとも1回のトランザクションを送信したウォレットを指します。
アルゴランドの稼働ノード数

月間新規ASAs

アルゴランドTVL(米ドル)2024年12月~2025年1月

1月に起こったこと:アルゴランドは、ネットワーク参加において前例のない成長を遂げました。メインネット・ノードの総数は、12月末の1,398から1月31日には3,894へと急増し、179%増加しました。この急増は、もちろんステーキング報酬の開始と時を同じくしており、「Algorand 4.0」とネットワークの分散化とセキュリティの新たな時代の幕開けでもありました。
その原因は何か:ネットワーク上のノードの設定と実行が容易になり、新しいステーキング報酬が加わったことで、ノードの増加が自然に促されました。
ステーキング報酬の開始:アルゴランドは今回初めて、ネットワークの安全性を確保するノードのオペレーターとステーカーに報酬を導入しました。このように参加を促すことで、ネットワーク上のノードの増加が促されました。
参加しやすさ:他のブロックチェーン・ネットワークと比較すると、アルゴランドでコンセンサス・ノードを実行するのは非常に参加しやすいものになっています。ハードウェアと技術的ノウハウの両方について、要件が比較的低い上、スラッシングのリスクやロックアップ期間もありません。
大局的な視点:ノードの大幅な増加は、アルゴランドがより大きな分散化を目指す上での重要なマイルストーンです。より多くのユーザーがノードにステークし、運用することで、ネットワークはますます強靭で分散化され、安全で利用しやすいブロックチェーン・インフラというアルゴランドのビジョンを支えることになります。
ニュースと最新情報
財団から
アルゴランド財団のメンバーが、CfC St. Moritzに出席し、講演を行いました。
アルゴランド財団がメンバーであるDecentralized Recovery Alliance(DeRec Alliance)は、設立1周年を祝いました。
CoinGeckoとCoinmarketcapは、アルゴランドを米国製(Made in USA)と認定しました。また、CoinGeckoとCoinmarketcapの両社は、アルゴランドを現実世界資産(RWA)カテゴリーにも追加しました。
「ALGO Radio」は、エコシステムのパートナーとステーキング報酬について議論するエピソード3を放送しました。
ポッドキャスト「Verifiably Random」は、ステーキング報酬の開始とNodeKitによるノード実行の簡素化について議論した第5回を放送しました。
アルゴランド・ブロックチェーン・アカデミーは、UNDPとのオープニング・セッションを開催しました。UNDPは、アルゴランドやその他のブロックチェーンを活用した新興技術とインパクト・アントレプレナーシップに関するイベントも開催しました。
技術チームは、ステーキング報酬のためのノードのインストール、管理、監視を支援するツールであるNodeKitをリリースしました。NodeKitにアクセスするにはこちらをクリックしてください。
AlgoDevsは、新しい開発者向けニュースレター「Review Requested」を立ち上げました。こちらから購読できます。
エコシステム最新情報
Folks Finance、TinyMan、Messina、PactFi、CompX、Réti Pools、Valarの7つのプラットフォームが、ステーキング報酬への参加方法を発表しました。
Kiln Financeは、アルゴランドのステーキング・サポートを発表し、カストディアン、財務管理者、取引所、ウォレットにエンタープライズ・ソリューションを提供します。
Conioは、イタリアの大手エネルギー企業Enelと提携し、アルゴランド上で太陽光パネルのトークン化製品をローンチしました。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)は、アルゴランド・ブロックチェーン上でトークン化されたExodus Movement Inc.の株式を上場しました。
ラバッツア・コーヒー(Lavazza Coffee)は、2025年の最初の数週間に、アルゴランド・ブロックチェーン上に26トン以上のコーヒーを記録し、手数料はわずか0.005ドルでした。
Nodelyは、定額ステーキング用に「Algorand Validator Adaptive Infrastructure Layer(AVAIL)」を立ち上げました。
Asalyticは、アルゴランド上のNFT用の「コンポーザブル・マーケットプレイス」を立ち上げました。
ニュースの中のアルゴランド
CTOのジョン・ウッズは、量子脅威からデジタル世界を守る「DeRec Alliance」の重要な役割について、Generation Infinityで議論しました。
Altcoin Dailyは、2025年のアルゴランド上のステーキングを調査する動画を公開しました。
DappRadarは、ウッズとCMOのマークを特集したXスペースを主催しました。
また、ウッズは量子脅威について議論するために、xx.networkにもゲスト参加しました。
2月の予定
2月12日:インドのデリーでアルゴランドの開発者向けミートアップを開催します。こちらからお申し込みください。
2月14日:グローバル事業開発および資本市場部門の責任者であるエリックが、RWAパリ・サミットで講演します。
2月26日:EthDenverにて、女性朝食会を開催。お申し込みはこちら。
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