アルゴランド・マンスリー・レポート 2021年2月
今月はアルゴランドに関して過去最多とも言えるほど多くのニュースや記事が出た月となりました。なかでもCBDC(中央銀行デジタル通貨)に関するアルゴランドの考え方や技術仕様に関する記事がいくつも発表され、クリプト界隈のみならず金融業界全体から大きな注目を集めています。今春にはこの分野に関する大きな発表が予定されていますので、ご期待ください。では今月のニュースの中から、主なものをご紹介します。
アルゴランドで着々と進むCBDC発行プロジェクト
アルゴランドは現在、10数カ国の政府・中央銀行との間でCBDC発行に関する協議を進めています。すでに発表されているものはマーシャル諸島共和国のSOVのみですが、今後続々と正式に発表されてくると思われます。そこに向けた地ならしとして2つのレポート及び記事が発表されました。
レポート:アルゴランドを活用した中央銀行デジタル通貨(CBDC)の発行
CBDC導入を成功させるための重要な設計原則
ステーブルコインが続々とアルゴランド上で発行
アルゴランド上には、米ドル(USDT、USDCなど)、カナダドル(QCAD)、ユーロ(Monerium)、ゴールド(Meld Gold)などがあります。さらに今月にはカナダで世界初の銀行発行ステーブルコインQCAD、そしてブラジル・レアル(TransferoのBRZ)も発表されました。
ステーブルコインは、法定通貨の信頼性、信用、価格の安定性と、暗号通貨のアクセス性、安全性、スピードを融合させたものです。その特徴を最大限に発揮させるため、発行者は、拡張性が高く、安全で、完全に分散化されたブロックチェーン・ネットワークであるアルゴランドを選んでいます。より詳細は今月発表された2つのまとめ記事をご参照ください。
アルゴランド上のステーブルコインのユースケース
銀行・フィンテック向けステーブルコイン入門
アルゴランド、DeveloperWeek 2021、DEVIES賞でブロックチェーン分野における最高イノベーションに選出
世界最大のデベロッパー向けトレードショーであるDeveloperWeek 2021において毎年発表されるDevies省において、アルゴランドが「ブロックチェーン分野における最高イノベーション」に選出されました。
Developer Weekサイト
その他、今月はアルゴランド公式ウォレットのサイト開設(https://www.algorandwallet.com/)、リナックス財団などが展開する自己主権型IDソリューション・プロジェクトの創設メンバーとしての参画、中国国営ブロックチェーン相互運用インフラBSNにおける初のパブリックチェーン直営ポータル開設(https://bsn.algorand.org/signin)など、グローバルな大型プロジェクトのニュースも盛りだくさん。
最新情報は日本語サイトをご参照ください。
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