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週刊アルゴランド・ジャパン Vol. 75 【2022年10月8日発行



週刊アルゴランド・ジャパン Vol. 75 【2022年10月8日発行】


【目次】


1.ニュース

(1)ACEプログラム参加10校がCoinDeskのブロックチェーンに関するベスト大学に選出

(2)アルゴランド財団の助成先、グラフィック・ノベル、モーション・コミック、NFTコレクション「TRUST」を発表

(3)第5期ガバナンスLPコミットメントに関する最新情報

(4)アフリカ・ブロックチェーン・レポート第二版発行

(5)アルゴランド・ガバナンスにおけるTinyman(タイニーマン)

(6)アルゴランドにEVM互換性をもたらすMilkomeda日本語チャネル開設


2.開発者向け情報

(1)開発者グリーンハウスで成長し続けよう


3.イベント案内

(1)10月26日〜28日 ブロックチェーンEXPO【秋】(東京・幕張メッセ)

(2)11月28日〜30日 アルゴランド年次総会「Decipher」(ドバイ)


4.日本コミュニティ

(1)各種SNS情報

(2)アルゴランド・ジャパン・アカデミー(AJアカデミー)

(3)ジャパン・コンサルティング「AJスクワッド」


ーーー


【はじめに】


アルゴランドはあらゆる価値が国境を気にせずに縦横無尽に行き交うボーダレス経済のプラットフォームを構築しており、またそこに世界中の誰でも自由に参加できる金融包摂を目指していますが、当然ながらそのためには技術開発だけではなく、いかに現在の世界に溶け込んでいくか、採用されていくかが重要です。


例えば、シンガポールにある財団が某国で開催されるイベントのブース設営を代理店に頼むとき、支払いをクリプトですれば技術的には数秒で完結できます。でも実際はどうかといえば、その代理店はクリプト決済はNGで、日本円での請求をしてきます。そうなると依頼者の海外の銀行口座から代理店の日本の銀行口座への円建て送金となります。平日のみの受付けで、手数料も最低でも数千円かかり、また振込完了まで2〜3日かかります。さらに依頼者は銀行に相手先の口座情報のみならず住所なども伝える必要があります。そして、口座情報が合っていても、住所が間違っていると国内の銀行で受付不可となり、返金・組戻しとなってしまいます。代理店の請求書に記載されている住所と、振込先銀行口座に登録されている住所(本店登記住所ケースもある)が違っていてもだめです。普段海外からの送金がほぼない代理店の担当者はそこまで気が回らず、結果として、振り込まれたはずのお金が期日中に入金されないということになります。


その間に立っている担当者は、普段は金融包摂やブロックチェーンがいかに世の中を変えるかを語っているのに、そんな面倒くさい作業のやり取りに時間を取られているという現実があります。せめてブロックチェーン関連のイベントに関わる人や企業はクリプト決済OKになればいいのですが、そんなことになる動きは1ミリもなく、いまだにイベント主催者でさえ入場券の郵送なんてしています。先は長い。「道はどんなに険しくとも、笑いながら歩こうぜ!」 by アントニオ猪木





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